Dr.Furutaのブログ

2013年4月25日 木曜日

タウリンと白内障の関係

おはようございます。
今日はいい天気ですね。
コメントありがとうございます。

私は専門ではありませんが、猫は自身ではタウリンをつくれません。タウリンが不足すると、猫では、眼の障害(網膜萎縮)や、心臓の疾患(拡張型心筋症)などを引き起こすことがあるようです。手作りフードを利用する場合などでは注意が必要です。

タウリンは、魚介類や動物の内臓などに多く含まれています。だから猫は魚をたべるみたいですね。
猫の食餌が、私たち人間と異なっていることは、乳の成分などにもあらわれています。牛乳は、私たちにとってたんぱく質やミネラルを多く含む良質な食品の一つですが、猫の乳は牛乳に比べてたん白質や脂肪の量がより多く、乳糖などの炭水化物が少ないのが特徴です。このため、子猫に母乳の代わりに牛乳を与えると、エネルギー(カロリー) やたん白質が不足して、健全に成長できない場合がありるようです。子猫には専用のミルクを与えるべきだそうです。

犬もまたタウリンが不足すると白内障にかかってしまう確率が高くなり、最悪の場合失明してしまうこともあります。よく犬が年をかさなると目がみえなくなるのはこの要素もあるようです。
人間の場合も、特に出産直後から1週間までに分泌される『初乳』と呼ばれる母乳にはタウリンが高濃度配合されていて、新生児の健やかな成長に一役買っています。
タウリンの摂取という点から見ればミルクも母乳もしっかり含まれているので、どちらでも特に問題はありませんが、ミルクよりも母乳のほうがほかの含まれている栄養の点から見て優れているという事があるので、出来れば新生児~乳児期にはミルクより母乳を与えたい所です。

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