Dr.Furutaのブログ

2013年1月 5日 土曜日

ヘパリーゼ

ヘパリーゼとは、「肝臓水解物」を意味するそうで、Hepar(ギリシャ語で肝臓)+Lyse(英語で分解する)を合わせて、「Hepalyse(肝臓水解物)」を意味するとのこと。
肝臓水解物(かんぞうすいかいぶつ)とは、動物の肝臓に消化酵素を加えて加水分解し、アミノ酸やペプチドの形にしたものです。

肉などからたんぱく質を補給するのに比べ、消化吸収しやすくなっています。肝臓は人間が生きていくために必要な500種類以上の役割を、こなしている働き者の臓器です。非常に過酷な仕事をしているために、死んでいく細胞が多い一方で、再生力が非常に強いことでも知られています。そして新しい細胞が作られるためには、その材料としてアミノ酸が必要です。
肝臓水解物には、必須アミノ酸をはじめとする合計18種類ものアミノ酸のほか、細胞が作られるときに必要な物質が含まれているため、細胞の生まれ変わりを効率よくサポートします。肝機能再生効果のほかにも、「エタノールが代謝されて生じたアセトアルデヒドの障害作用を抑制し、エタノールによって誘発される行動の障害を抑制する作用」が報告されています。また、肝血流量増加作用、肝細胞の再生促進、自覚症状改善作用を持ち、肝機能を活発にする働きがあります。

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