Dr.Furutaのブログ

2012年11月30日 金曜日

コラーゲンを食べてもコラーゲンは増えない?!

今日も、コラーゲンについて。
口から摂取したコラーゲンが体内に吸収されるにはアミノ酸に分解されなくてはなりません。つまり、吸収される段階ではコラーゲンを作っている部品にまでバラバラにされるわけです。

実際は他のタンパク質を作るのにもバランス良く使われるので、コラーゲンを食べてもピンポイントでコラーゲンが増えるってことはないのです。
ただ、このバラバラになった部品の中には、体内でコラーゲンを作るのにだけ使われるものもあります。それが「ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリシン」というもので、コラーゲンのらせん構造を作るのに必要な物質です。これをつくるに必要なのがビタミンCなのです。
ビタミンCの点滴で肌が潤ったというかたは、クリニックでもたくさんいます。コラーゲンをつくるには、コラーゲンを食べることでしか吸収できません。
だから、コラーゲンを摂取することは必要ではあるのです。
いまは、吸収しやすい低分子コラーゲンペプチドを多く含む食品もでていますね。

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